【レビュー】OLYMPUS OM-D E-M10 MarkⅡ (4) PEN E-PL8と比較してみる

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その1、その2、その3からのつづきです。

前回はOM-D中級機であるE-M5 MarkⅡと比較しましたが、今回はオリンパスの中でもシリーズ違いのPEN E-PL8と比較してみようと思います。

  

機能が豊富なOM-D

4/3型Live MOSセンサー、画像処理エンジン「TruePic VII」はE-PL8、E-M10 MarkⅡともに共通ですから、画質に大差は生じません。大きな違いはEVFの有無手振れ補正です。

EVF(=電子ビューファインダー)の装備されるOM-Dに対して、E-PL8にはEVFが搭載されません。撮影の際は背面液晶に頼ることになりますが、E-PL3を使用していた経験から言うと、背面液晶を見ながらのMFでのピント合わせが絶望的に難しいんです。とはいえ、E-PL8は進化を重ねて液晶にタッチしてピントを合わせられる「タッチAF」が搭載されているので、AFまかせの撮影でも十分かもしれません。それでも、やっぱりファインダーをのぞきながら撮影するスタイルのほうがカメラが安定しますし、日差しのきつい屋外で液晶が見づらい!なんてことも起こらないわけで、EVFはあればとても便利です。

また、手振れ補正についてはE-M10 MarkⅡは5軸手振れ補正搭載、E-PL8は3軸手振れ補正搭載です。もちろんE-PL8よりもE-M10 MarkⅡのほうが間違いなく優秀ですが、実はオリンパスの3軸手振れ補正もかなり高性能で、圧倒的に差があるとは言えません。例えば夜景撮影のような暗所での撮影シーンではE-M10 MarkⅡが有利になってくるでしょう。

ほかにも、E-M10 MarkⅡはダイヤルを2つ搭載するなど、操作面でも優れています。

 

一回り小さいPEN

E-M10 MarkⅡとPEN E-PL8の重量と大きさを表で比較してみます。

PENのほうが一回り小さいことがお分かりいただけると思います。一方で重量の差はわずか。E-M10 MarkⅡにはE-PL8にはないEVFが搭載されていながらも、その差は25gにとどまっていますから、むしろE-M10 MarkⅡの優秀さが際立つ部分です。

 

デザインはPENのほうがオシャレ…かも?

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無骨な雰囲気のOM-Dシリーズに対して、歴代のPEN(E-PL〇)シリーズはオシャレな印象。女性からも抵抗なく受け入れられそうなデザインです。

E-PL8には液晶が回転する自撮りモードが備わっていることからも、女性をターゲットにしていることがうかがえます。

 

高額なのは実はPEN

これはとても意外な事実。PENはミラーレスの入門機っぽい形で売り込んでいますが、E-M10 MarkⅡのほうが安く販売されているのです。

(2017年3月Amazon調べ)

 

まとめ

PENシリーズがターゲットとするのは、カメラに触れたことのないようなスマホ写真からのステップアップ層であることがお分かりいただけたと思います。実際、私も初めて買ったカメラはPEN E-PL3でした。その後写真が好きになり、レンズを買いあさり、ボディもOM-Dシリーズに乗り換えることになりました。当時はE-M10のようなOM-Dの入門機は発売されていませんでしたが、E-M10 MarkⅡはPENっぽく利用することも可能です。自撮り機能こそ省略されているものの、タッチAFも搭載されており、慣れないうちは背面液晶でスマホ的撮影もできるんです。お値段が安く設定されていることもありますし、デザインさえ気に入ればはじめからOM-D E-M10 MarkⅡを選ぶのも賢い選択ではないかと思います。